千葉県千葉市若葉区小倉台3丁目20-6
千葉県小倉台の閑静な住宅街に位置する一軒家を、 事業所兼地域コミュニティの拠点としてリノベーションいたしました。 「地域に根ざした交流の場を創出したい」というオーナー様の想いに共感し、 弊社は空間デザインを通して、 人と人との温かい繋がりが生まれる場所を創造することを目指しました。 デザインの核となるのは、弊社が大切にする古木の持つ歴史と新しい素材との対話です。 弊社が得意とする古木の柱や梁を室内にふんだんに用いたことを筆頭に、 エントランスの正面には、古木のテクスチャを活かしたアートパネルをダイナミックに配置し、 来訪者を迎え入れます。 各居室の建具には、アクセントとして温かみのあるオレンジ色のカラーガラスを埋め込みました。 光が差し込むたびに、空間に豊かな表情が生まれます。 また、リビングの障子には、伝統的な和の要素に現代的な感性を加味し、 アートのようなデザイン障子を採用いたしました。 これにより、光と影の美しいコントラストが空間に奥行きを与えます。 「樹心」という名前に相応しく、木の温もりを基調としながらも、 ガラスや和紙といった異素材を調和させることで、心地よく、居心地の良い空間が完成いたしました。 人と自然、伝統と遊び心が共存する、新しいコミュニティの形を創出するお手伝いができたことを嬉しく思います。